テヤンのステテコ1 その15

テヤンのステテコを作りました。

現在、テヤンの和装作りに取り組んでいます。
ステテコ作りはその一環です。

型紙も我流で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。

前回はこちら
テヤンのステテコ1 その14

型紙作りのための採寸がようやく終わりました。
パーツをばらして、形を紙に写す準備をします。

ウエストの紐がわりに使っていたしつけ糸を切って、抜きます。

パーツの外周と決めた位置で余分な布を折り返して、縫って固定します。

手持ちのしつけ糸3種類は全て位置決めに使ってしまっているので、固定にはカタン糸を使います。

お腹側のウエストから、ちくちく縫っていきます。

背中側で角を曲がり、後ろ股ぐりを進みます。
しつけ糸を割ったり縫いこんでしまわないように注意しながら、ちくちく。

股の中央の急カーブのところは気を使います。
縫いしろの主張をかわしながら、針目を細かく、細かく。

股下を進み、続けて裾線も、ちくちく。

裾を縫ったら角を曲がり、上へ進みます。

布がぎりぎりだった前側の股下は、縫いとめる縫い代がありませんが、あとから見たときに迷わなくて済むように、縫い目を続けます。

股の中央、四つ辻のところが気を使います。
隣の縫いしろまで縫いこまないように、しつけ糸を割らないように。

続けて前の股ぐりをウエストまで縫って、右脚側を一周しました。

パーツを分解して、平らにします。

左右を縫い合わせていた糸を切ります。

2つに分かれました。

左右のパーツを縫い合わせていた糸や、印にしていた糸を取り除きます。

画像に写っているフラミンゴは、糸を抜くのに使った毛抜きです。

これはたまたま通販で買った化粧品のセットにおまけで入っていたものです。
フラミンゴが可愛らしいのでなんとなくもったいなくて、それに、すでに化粧用も裁縫用も毛抜きを持っていたので、使えずに、ただ取ってあったのですが、「それもどうなのよ。」と思い、今回使ってみました。
斜めにしても使える形状で、想像したよりもしっかりと糸をつかんでくれて、扱いやすかったです。
見ていて楽しくもあるので、裁縫箱のメンバーに加えることにしました。

脚の内側で前後を縫い合わせていた糸を切ります。

「右脚側の開き」ができました。

「おお」
ちょっと感動しました。
まっさらなところから始めて、試行錯誤、いや暗中模索をして作り上げたものが、見慣れた「パンツの型紙」の形状に似ていたからです。

続きます