テヤンのステテコを作りました。
現在、テヤンの和装作りに取り組んでいます。
ステテコ作りはその一環です。
型紙も我流で作りました。
作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。
前回はこちら
テヤンのステテコ1 その18
縫いしろ込みの型紙の外周、つまり裁断線を、布に写していきます。
まずは、途中で布と型紙がズレても元の位置に戻せるように、型紙の上下の端につけてあった脇の中心線の位置を布に写しておきます。
定規をあてて、紙が動かないように重石を置いてから、ヘラで印をつけます。
裁断線を引くのはヘラを使うのかアイロンチャコペンにするのか、迷います。
ほつれ止めを塗りすぎると消えるのはどちらも同じです。
私の技量だとアイロンチャコペンの方がより消えやすいかなと考え、今回はヘラを使うことにしました。
重石を増やして、作業に都合よい光の向きを求めてマットを動かします。
上端の縫いしろに定規をあてて、ヘラで線を引きます。
しっかりとした線を一度で引くのではなく、軽めに数往復させます。
ヘラを扱う手に力を入れると、私の場合はズレてしまいがちなので、用心しました。
「(印付けだけで終わらせるよりも)このままロータリーカッターで切ればいいのでは?」
ふと頭をよぎりました。
切ることだけが目的ならば、その方が効率的です。
「いやいや。切る前にほつれ止めを塗るんだから。」
踏みとどまりました。
ロータリーカッターを手に取る前に思い出せて良かったです。
上端の折り返しの位置の外側に、ヘラで印をつけます。
布から透けて見えるマットの方眼線と並行になるように定規を合わせてガイドにします。
マットの向きと重石の位置を変えて、裾の縫いしろ線を引きます。
これもマットの方眼線を利用して、定規を使います。
上端と同様に、折り返しの位置にヘラで印をつけます。
股上の中心と脚の内側の縫いしろ線を写します。
ヘラの影が自分側にできると見えにくいので、マットごと向きを変えたり自分の身体の位置を変えたりして、いつもヘラのこちら側が明るくなるようにして作業を続けます。
反対側の線も同様に写します。
ここまで照明の光を頼りにしていたのですが、窓から入る日光が作業中に強くなり、見え方が変わりました。
見えやすい向きを求めて、マットをくるくる動かし、自分も作業台の周りをぐるぐる動きます。
線を引き終えたら、型紙を表に返して、対になるもう一枚を写します。
マットの方眼線に布の縦横の織り糸を合わせ、型紙の中心線を合わせます。
お日さまの光が部屋を明るくしてくれてありがたいですが、強すぎて手元がやや見えにくいほどになりました。「そんなに?」と、ちょっとおどろきです。
上端の縫いしろの直線を、定規を使って写します。
折り返し位置の印を外側につけます。
下端も、縫いしろ線を引き、
折り返しの印もつけます。
前後の股上の中心からそれぞれ脚の内側までの縫いしろ線を、写します。
画像では布のしわで分かりにくいですが、縫いしろ線=裁断線を引き終わりました。
続きます