テヤンのステテコ1 その17

テヤンのステテコを作りました。

現在、テヤンの和装作りに取り組んでいます。
ステテコ作りはその一環です。

型紙も我流で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。

前回はこちら
テヤンのステテコ1 その16

今回は、立体裁断でとった形を紙に写して型紙にする作業の続きです。

ウエストの前中心から股上、股下から裾までの曲線を写します。
動かないように重石を載せます。

布の丈の縮み分をどこに持たせるか考えます。
修正中に股上の深さにやや余裕があると感じていたので、裾側で調整することにしました。

前の股上から股下までの縫い合わせの部分は、布端に忠実に線を写しました。
線がガタついていますが、写しとしてはこれで合っています。

この後で縫いしろ線を引く予定です。
そのときに、なめらかな曲線にします。

後ろの線も、同様に写しました。

縫いしろ線を引きます。
定規とシャープペンを使います。

勘違いや取り違えを防ぐために、カッターマットと方眼紙の方眼線を合わせて作業をします。
マットと紙とで誤差があるので、そこは気を付けます。
上端の縫いしろを引くにあたっては、縫い線と、脇の縦線だけを合わせることにします。

縫い線を写すときにはおそるおそるで、線がガタつきしたが、今回は、「一気に…」と心がけました。
そのかいあって、場所さえ決まればぴゃーっと描けました。

裾の縫いしろ線は、改めて描くか迷いましたが、紙の方眼線をそのまま利用することにします。

股下と股上の曲線を引きます。
定規のカーブの合う箇所を探りさぐりして、少しずつ描いてゆきます。

「なんか暗くて見づらくて線がよく分からん…」
光の方向が、手元からすると逆になっていました。
作業する自分の位置を反対側にしました。

前後股上の上端にはカーブがあります。
ここの縫いしろは、人間用なら本体のカーブを考慮しますが、紐通し部分でもあり、そのための余裕があった方がいいです。
あえて縫いしろをまっすぐにして、内側がややせまくなるようにします。

裾もカーブで終わっています。
こちらはあまりカーブがきつくないこともあり、縫いしろはまっすぐ引くことにします。

縫いしろ線を引き終えました。

上の方でも書きましたが、カッターマットと紙とでは方眼線に誤差があります。
紙の角で方眼を合わせても、反対側の角ではズレが出ていました。
作業前に気付いていたので、直線を引くときは常に描く場所付近で線を合わせ、事なきを得ました。

もしも気付かずに作業していたら、途中で線がずれて、後で「あれ?あれ?何か間違った?」「今度は何をやらかしたんだ…。」って、困惑しただろうと思いました。
いつも慎重に、どの作業もよくよく考えてから取り組むことで、そんな失敗をなるべく少なくしたいなぁと思っています。

型紙を縫いしろ線で切り抜きます。
直線は、刃を折りたてのカッターと、直尺で、一気に。

一気に。

「…っぷはーっ。(すう~っ)」
こういう時、私は息を止めてしまうので、さっさと終えないと、苦しくなります。

曲線は、ロータリーカッターを使います。

切り終えました。
光に向かって切ったら、自分の位置は作業台に対してナナメになりました。

画像に写っている眼鏡は、最近100円ショップで買った眼鏡型の拡大鏡です。

ちいさなものを作る時に、固定した拡大鏡の下で作業するより、眼鏡型の方が良さそうに思えるので、購入を検討しているのですが、倍率が何種類かあって、試しに買うには高額なため、なかなか進まずにいました。
100円ショップで老眼鏡を売っていることは知っていたので、期待して行ってみたら、拡大鏡もあり、しかも倍率が異なる数種類を置いてありました。
有難く買って、試しています。
まだ使い慣れないので、掛けたまま視線を動かして気持ち悪くなったりしていますが、便利でいいものだと思いました。

最後に、脇線の印を上下の縫いしろに切り込みで入れます。
これは布の方向を合わせる目印にもなります。

修正後の型紙が完成しました。

続きます