テヤンの肌襦袢1 その13

テヤンの肌襦袢(はだじゅばん)を作りました。

肌襦袢とは、和服を着るときの下着です。

型紙も自分で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。

前回は、修正後の型紙を使った試作に取り掛かりました。
今回はその続きです。

前回はこちら
テヤンの肌襦袢1 その12

身頃2枚を背中心・衿側で付き合わせて外周になる部分を切り終えました。

背中心と衿を切ります。
直線は印を付けずに直尺+カッターで切ります。

後ろ衿ぐりのカーブだけは、ヘラで印を付けます。

身頃2枚分の印付けが終わりました。

後ろ衿ぐりのカーブを切ります。
裁ちばさみの先の方で、おそるおそる、数ミリずつ切りました。

袖を左右分で2枚裁断します。
生地の表裏と、縦横の方向を確かめて、直尺とカッターで切りました。

ほつれ止めのピケを塗ります。

布端に容器の出し口を直接当てる方法だと、ピケの量が少なすぎたり多すぎたりと調節が難しいので、粘土用の細工棒を使ってみます。

パーツをアルミシートに載せ、出し口から棒の先に少しピケを取っては、布端にちょん、ちょんと塗りました。
それでもムラになりましたが、直接布に塗る方法と比べると、マシな仕上がりになりました。

お人形の服の縫いしろにピケを塗るときに私が理想としているのは、しみこませたピケが布端から2mmの幅で帯のように続くことです。
直接塗る方法だといつも、細いところは1mm幅、太いところで5mm幅になります。下手すぎだと思います。
今回は1.5~3mmの間で収まりました。

ピケが乾くのを待ってから、布の表裏が分かっているうちに、5mmの縫いしろを取って縫い線をヘラで引きます。

衿のカーブも、定規を使ってヘラで引きます。

袖付け位置の印も、型紙に合わせて定規を当てて、ヘラで付けます。

縫う準備が出来ました。

縫う手順は、この本の「男物肌じゅばん」「女物肌じゅばん」を参考にします。

(‎文化出版局 新きもの作り方全書)

続きます