テヤンの肌襦袢1 その14

テヤンの肌襦袢(はだじゅばん)を作りました。

(上の画像は、「ステテコ」の型紙制作中のスナップです。
テヤンが羽織っているのが肌襦袢です。
ステテコは肌襦袢の完成後に取り掛かり、この記事を書いている現在も作業中です。
テヤンが下に着けているのは「ふんどし」で、ステテコ型紙制作の途中でつくりました。)

肌襦袢とは、和服を着るときの下着です。

型紙も自分で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。

前回で、修正後の型紙を使った裁断が終わりました。
今回はいよいよ試作品を縫いはじめます。

前回はこちら
テヤンの肌襦袢1 その13

型紙づくりは我流でしたが、縫う手順はこの本の「男物肌じゅばん」「女物肌じゅばん」を参考にします。

(‎文化出版局 新きもの作り方全書)

袖を縫います。

中表に折り、待ち針を打ちます。

袖口側から袖下を縫います。
袖口は縫いしろを折り返すので、返し縫いで始めます。

身頃側は印まで縫います。

左右縫い終えました。

縫い目の両面にアイロンを当てたら、縫い目を割ってアイロンで押さえます。

本ではこのあと縫いしろを三つ折りにしてミシンで押さえるのですが、この素材と大きさでそれをやると分厚く硬くなり過ぎるので、省略します。

背縫いをします。

布を中表に合わせて、待ち針を打ちます。

本では「二度縫い」または「縫い代を割ってミシンで押さえ」る、とあるのですが、省略し、いちどだけ縫います。

裾は縫いしろの中ほどから、衿は仕上がり線まで縫いました。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしています。
縫い目の両面にアイロンを当てます。

縫いしろを割って、アイロンを当てます。
縫いものでこの作業をするとき、私はいつも表側からアイロンを当てて、次に裏側にも当てます。
その方が、仕上がりがきれいな気がしています。

本の作り方には「肩当て」というパーツがありますが、省略します。

袖付けと、脇縫いをします。
「馬のり」という部分を作ります。
裾から1cmのところに、ヘラで印を付けます。

袖口の始末を忘れていました。
縫いしろを内側に折り込み、ぐし縫いします。

縫い目の両面にアイロンを当てたら、身頃の袖付け位置に、中表で合わせます。

(「中表」と言いながら、身頃が外表になっています。これは間違いなのですが、この後しばらく、気付かずに作業をしています。)

続きます