テヤンの肌襦袢1 その2

テヤンの肌襦袢(はだじゅばん)を作りました。

肌襦袢とは、和服を着るときの下着です。

型紙は自分で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。

前回はこちら
テヤンの肌襦袢1 その1

今回は、型紙づくりの続きです。

しつけ糸でつけた印の間を、アイロンチャコペンの線でつなぎます。
後身頃の衿は、曲線のつもりで印を付けていますが、どっちみち後で修正するので、とりあえず直線でつなぎました。

前後身頃を、ロータリーカッターを使って切り離します。

同じくロータリーカッターを使い、衿を切ります。

前身頃の衿部分の、しつけ糸で付けた印より2mm程度外側を、切り取ります。

後身頃の衿も同様に切ります。

衿を印より2mm狭くした理由は、念のために余裕を持たせたからです。
こうすれば、後で「やっぱり不要だった」となっても切り取れば済みます。
足りない場合にそれを補う方が面倒だと考えました。

型紙を作ります。
サイズを取った布の、衿を切る前の形・大きさで、前後身頃とも紙を切ります。
カッターを使いました。

紙をカッターで切る作業では、直前に刃を折っています。
作業が続くときは、途中で何度も折って、常に新しい状態にしながら切っています。

画像で左上に写っているのは、カッターの刃を折ってそのまま不要になった刃を溜めておける、オルファの「携帯刃折器 ポケット ポキ」です。
折った刃で中が一杯になったら、刃に触れることなく容器ごと処分できます。
刃が溜まってくると重みが出るので、自分の服作りで文鎮が足りないときに代わりに使ったりもしています。なかなか重宝します。

前身頃の型紙作り用に切った紙に、布から切り取った衿よりも上の部分を置いて、動かないように重石を載せます。

布の上からも重石を載せます。

直尺を載せて、

カッターで衿の部分を切ります。

切る対象が軽くて小さく、ロータリーカッターを扱う手にあまり力を入れるとずれるので、弱めに二度なぞりました。
それでも一部切れていないところが残ってしまい、そこは普通のカッターで切り離しました。

続きます。

型紙づくりは我流ですが、縫い方はこの本の「男物肌じゅばん」「女物肌じゅばん」を参考にしています。

(文化出版局 新きもの作り方全書)