ミニチュアのかごを作れるようになりたくて、籐細工を学ぶために、デアゴスティーニ・ジャパンの「隔週刊 籐でつくる小物とバッグ」を定期購読しました。
第2号のかんたんプロジェクト「花びら止めのボウル」を作ったときの画像があるので、記事にしてお伝えしています。
前回はこちら
籐細工 花びら止めのボウル その1
お水を張った洗面器に籐を入れます。
籐を柔らかくして、曲がりぐせを取るためです。
充分に水を吸ったら、取り出して、きれいなタオルで表面の水を拭き取ります。
指定の長さにカットして、シャープペンシルで印をつけます。
公式サイトの動画で、手順を確認し、籐を編む動作を見ます。
記事を書くにあたり確認したところ、今はもう、公式サイトとこの動画はいずれも見られなくなっていました。
調べたら、このシリーズの最終回の第75号は2020年3月24日発売でした。
もう3年以上経っています。
たまりにたまったレッスンは今後、動画なしで、マガジンだけを頼りにやっていくことになります。
動画は分かりやすくて良かったので、残念です。
買ったからと安心していたけれど、長く放置するとこんなこともあるんだなぁと思いました。
マガジンと材料が手元に残るだけでも、充分ありがたいことではあります。
編む作業は、「根締め」からです。
「渦巻き編み」に続けて、直径12cmになるまで「素編み」をしたら、たて芯を立ち上げます。
下ぶくれになるように気をつけながら、素編みを続け、5cmの高さまで編みます。
縁の始末の第一段階、「2本縄編み」で、素編み部分のゆるみを防ぎます。
たて芯をカットします。
ナナメにハサミで切りました。
切り落としたものをプラス芯として、たて芯の右側に差し込みます。
仕上げに「ひとつ飛び花びら止め」をしたら完成です。
付録のビーズを使って、「アレンジ作品の仕上げ」にチャレンジしてみます。
左のたて芯にビーズを1つ通して、たて芯とプラス芯を2本一緒に曲げてハサミでカットします。
右のたて芯の前を通って、2つ目のたて芯の左側に挿します。
たて芯を挿し込むすき間は、目打ちでつくります。
付録の目打ちが使いやすくて便利です。
同じ作業を繰り返して、完成です。
「花びら止めのボウル」のアレンジ、「ビーズつきのボウル」です。
作り始めはどきどきでしたが、心配していたほど難しいことはありませんでした。
ちゃんと形になり、嬉しいです。
このボウルですが、デザインを最初に画像で見たときには、「作り方を覚えられるからいいけど…」完成させたとしても、自分が使うことまでは想像ができませんでした。
好むデザインとはちょっと離れていたためです。作ったあとは、しまい込むのだろうと考えていました。
いざ完成して、しばらく棚に置いていたら、いつの間にか、ちいさなお菓子を入れていました。
職場でもらって持ち帰った、すぐには食べない個包装のクッキーやチョコレートなどを、バッグから取り出したあとに「とりあえず」入れたものです。
普段は籐に隠れて見えず、少し後になって「そういえば」と上から覗くと「おっ、いいものがあった」となるので、重宝しています。
そして、このボウルを見るたびに、テヤンと撮影した画像を思い出します。それも楽しく、作って良かったなぁと感じながら使っています。
ご覧いただき、ありがとうございました。