T-254 テヤン/Undertaker その3

このサイトによく登場するお人形を、私は「テヤン」と呼んでいますが、

商品名は、「T-254 テヤン/Undertaker(アンダーテイカー)」といいます。

テヤンは、株式会社グルーヴが販売しているファッションドール(着せ替え人形)です。
「今の気分」を表現するというコンセプトで、様々なファッションで商品展開されています。
このお人形はそのうちの一つで、アニメ「黒執事 Book of Circus」とのコラボ商品です。

「Undertaker(アンダーテイカー)」は、黒執事に出てくるキャラクターです。
原作漫画では「葬儀屋」という字に「アンダーテイカー」と読み仮名が振られています。

このお人形を、私は新品未開封の状態で購入しました。
開封前後の画像が残っているので、新しく撮った画像を追加して、記事にしてお伝えしています。
記事は、前に別のブログに掲載していたものを、書き直しています。
長くなるので、複数回に分けています。

前回はこちら
T-254 テヤン/Undertaker その2

今回は、箱から出して、台紙からはずした時のお話です。

ネット通販で買ったテヤンを、早く取り出して全身をじかに見たかったのですが、丁寧に慎重に台紙から外すための時間をなかなか確保できず、しばらく箱ごと飾って、時には箱から台紙ごと出して、撮影したり鑑賞したりして、また箱に戻していました。

箱もフィルム窓もきれいだったので、劣化の心配はしていませんでした。

ところがある日、たまたまテヤンの手をみたら、包まれているビニールの中で、溶け始めているのに気づきました。(実は誤解だったのですが、その時はそうとしか見えませんでした)

その画像は撮り忘れましたが、台紙から外した後に撮影した手のアップがあります。

予想だにしなかったことで、焦りました。

休日にまとまった時間が取れたので、急遽、開封作業を行いました。

上フタを開けて、

台紙を持ってひっぱり出します。

台紙からはずす作業は、買ったときからずっと、とても不安でした。
手首や足首が折れてしまわないかと、心配だったのです。

そのため、あらかじめ、注意事項やコツなど分かればな…と検索だけはしていました。
当時、グルーヴのオフィシャルブログに、イスルの「薬研藤四郎」とプーリップの「シンデレラ」について、開封からセットまでの取り扱い方の記事がありました。(イスルもプーリップも、テヤンと同じくお人形の名前です)
葬儀屋テヤンとは衣装や付属品が若干異なるものの、台紙への固定の仕方は共通点が多いので、それを参考にしました。

足元をがっちりと留めていたビニール帯を、はさみで切ります。

台紙を留めているテープをカッターで切ります。

台紙ごとひっくり返して、ボディを留めているビニール帯をカッターで切ります。

首を止めている針金を、ニッパーで切ります。

頭を留めているビニール帯を、はさみで切ります。

無事に取り出せました!

やってみて分かったことは、「テヤンを取り出すコツは、本体を大切にして、パッケージは捨てるものとして扱うこと」でした。

文字にすると、ごくごく普通の、当たり前のことです。
しかし私は、幼児期はともかく、大人になってからは、ドールのパッケージも、ビニール帯や針金までも、資料として大切に保存していました。
そのため、マテルやタカラのドール達を台紙からはずすときは、ビニール帯や針金を切らずに取り除いてました。
その作業は、時間と手間がかかる、とても面倒なものでした。

それもあって、テヤンも開封までに時間を費やしました。慎重に作業する時間、それは一日でいいのか二日がかりなのか、とにかく余裕を持たせて確保してからでないと手を付けちゃいけないと考えて、のばし延ばしにしていたのです。

実際にかかった時間は、テヤンを台紙から外すのに約10分、付属品を全て外し終えるまでを入れても15分ほどでした。

テヤンは私が成長後に買ったこれまでのドール達とは違い、とにかく遊ぶために買ったドールです。
幼い頃のように、本体と付属品が無事に取り出せたら、それだけでいいのでした。
それにしても、台紙への固定が厳重で、どこから手を付けていいのか分からなかったので、参考になる記事があってよかったです。

台紙からはずした後、小休憩を挟み、衣装を脱がせてビニールを外しました。
手とビニールの間で溶けていると心配した肌は、密着しているためにそのように見えていただけと分かりました。
びっくりしたりへぇ~っと思ってから、ああ良かったと安堵しました。

次回はこちら
T-254 テヤン/Undertaker その4