テヤンのステテコ1 その27(最終回)

テヤンのステテコを作りました。

現在、テヤンの和装作りに取り組んでいます。
ステテコ作りはその一環です。

型紙も我流で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。
今回が最終回です。

前回はこちら
テヤンのステテコ1 その26

裾を折り返します。

脚の内側の縫いしろ部分を出して、三角に切り落とします。
余分な厚みを減らすためです。

裾を折りなおして、表を見ながらちくちく縫います。

左右とも同じように縫いました。
縫いはじめと縫い終わりの玉止めは、折り返した縫いしろの内側に入るようにしました。

裾の内側と外側、それに全体にもアイロンをあてます。

腰回りに紐を通します。

紐に使うのは、100円ショップで買った、「メロウヤーン」という糸です。
素材はレーヨン100%で、リリーホワイトという色です。
テヤンのセーターを編むつもりで買ってあった糸です。

はじめはレース糸を使うつもりでいました。
私が好んで買う糸はオリムパスの「エミーグランデ」です。
光沢があって美しい糸なのです。
ただ、撚りが甘く、編まずに紐として使うとすぐに毛羽立ったりゆるんだりしそうです。

それよりは、複数の糸を組んで作られているこちらの糸がいいかな、と思いました。

編み物用のとじ針に糸を通して、紐通し穴に入れます。

一周通したら、結ぶのに程よい長さで紐を切ります。
紐の端は結んでおきます。

後ろ側はこんな感じです。

試着しましょう。

はかせてみて、どうもしっくりこないと感じました。
股ぐりの前側が異様に膨らんでいるし、後ろ側はぺったぺたに平たいです。

よくよく観察したら、前後を間違えていました。
画像はありません。
紐通しの部分を丁寧に作ったにもかかわらず前後を間違えて紐を通した自分にショックを受けて、撮影に意識が向かいませんでした。
今ならそういう画像も残した方がいいと考えるのですが、直面しているときの私には難しいようです。

紐を通し直します。

今度こそ、出来上がりです。

後ろ側は、こんな感じです。

はいてみましょう。

テヤンをしっかりとしたポーズで自立させられなかったので、寝かせて撮影しました。

正面、まあまあです。

横の姿も確認します。

脚の内側の縫い目が、ちゃんと真ん中に入っています。
こだわっていたことだったので、ほっとしました。

ステテコ姿で自立させたところを撮影できず残念ですが、
それよりも、和装のポーズがちゃんと取れるかが重要でした。
その点は大丈夫そうです。

これで完成とします。
ステテコ1と呼ぶことにします。

これで「テヤンのステテコ1」のお話は終わりです。
お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いている現在は、テヤンの浴衣づくりに取り掛かっています。
それも完成したらまたお伝えしたいです。

「テヤンのステテコ1 その1」の記事を掲載したのは、昨年の1月3日、ちょうど1年前でした。
その記事では、和服だけではなくお洋服も作りたいです、今年もテヤンと沢山いろいろなことをしたいですと書いていました。
ほんとうにそのつもりでいたのですが、実際は浴衣の型紙づくりしかできず、それも途中のまま年を越すことになりました。
記事の更新も、後半は滞りがちになってしまい、この最終回まで1年もかかってしまいました。

昨年は、年初から年末まで、経験したことのない病気にいくつもかかりました。
また、加齢による身体の変化にうまく対処出来ず、焦りや気ぜわしさに追われました。
趣味で育てている植物のお世話もおろそかになるほど、生活が荒れてしまいました。
テヤンやほかのお人形たちのために何かをつくること、そしてその記事を書くことは、大切に思うあまり、先送りすることが多くなりました。毎日が残念でした。

でも、作りたい、見ていただきたいという気持ちは変わりません。
少しずつでも自分の老化に合った生活を送れるように工夫しながら、作ることや記事を更新することを続けていこうと思っています。
今年もよろしくお願いいたします。