テヤンのステテコを作りました。
現在、テヤンの和装作りに取り組んでいます。
ステテコ作りはその一環です。
型紙も我流で作りました。
作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。
前回はこちら
テヤンのステテコ1 その25
縫い目に両面からアイロンをあてます。
前後の股ぐりの縫いしろを割って、
前側の縫いしろを前に倒して、
後ろ側の縫いしろも前に倒します。
後ろ側の縫いしろに隠れる前側の縫いしろを、細工ばさみで切って半分の幅にします。
前側の縫いしろを覆うようにして、後ろ側の縫いしろを本体に縫いとめていきます。
ここで、表に返します。
本当は、裏返しのままで縫いしろ側を見て縫った方が楽なのですが、そうすると表の縫い目が乱れる心配があり、それは避けたいです。
それに、何より、仕上げてテヤンにはかせたときに、形が整っているように縫う必要があります。
縫いしろがその支えになるように縫いとめたいです。
それらを実現させるにあたり、裏側を見て想像を働かせて縫うのは私には無理そうなので、表側を見ながら縫っていきます。
縫いはじめの玉止めが折り返しの邪魔にならずにうまく隠れる様に、裾の折返し幅の半分のところから針を出します。
ひと針返し縫いをして、あとはちくちく縫っていきます。
股下中央付近まできました。
後ろ側を見ながら縫っています。
前後の縫い合わせの縫い目が出すぎないように、縫いしろを押さえる力に気をつけます。
股の縫いしろを変に縫いこまないように、1~2針ずつ確かめながら縫っていきます。
股の真下は縫いしろが重なり合って厚くなっています。
ここは、針はまっすぐ、刺しゅうのように動かしました。
「左右対称に、きれいに」意識しながら縫います。
この作業をしていたのは、2023年12月31日の朝でした。
「もうじき完成だ」といううきうきと、
このための時間を普段より少し長めに取れたという安心感と、
「なんとしても年内に完成させたいっ。年明けからは着物本体に取り掛かりたい!」という焦りがありました。
失敗したくない気持で、緊張もしましたが、楽しかったです。
裾までちくちく縫っていきます。
縫い終わりは縫いはじめと同じ位置で返し縫いをして、玉止めします。
前側の股の縫いしろは、こんな風になりました。
縫い目に裏側からアイロンをあてて、
股ぐりの割った縫いしろも、念を押すようにアイロンをあてて、
表に返して、股下の縫いしろを押さえた縫い目にアイロンをあてます。
続きます