テヤンのステテコを作りました。

現在、テヤンの和装作りに取り組んでいます。
ステテコ作りはその一環です。
型紙も我流で作りました。
作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。
前回はこちら
テヤンのステテコ1 その16
今回は、立体裁断でとった形を紙に写して型紙にする作業の続きです。
ウエストの前中心から股上、股下から裾までの曲線を写します。
動かないように重石を載せます。

布の丈の縮み分をどこに持たせるか考えます。
修正中に股上の深さにやや余裕があると感じていたので、裾側で調整することにしました。

前の股上から股下までの縫い合わせの部分は、布端に忠実に線を写しました。
線がガタついていますが、写しとしてはこれで合っています。

この後で縫いしろ線を引く予定です。
そのときに、なめらかな曲線にします。
後ろの線も、同様に写しました。

縫いしろ線を引きます。
定規とシャープペンを使います。

勘違いや取り違えを防ぐために、カッターマットと方眼紙の方眼線を合わせて作業をします。
マットと紙とで誤差があるので、そこは気を付けます。
上端の縫いしろを引くにあたっては、縫い線と、脇の縦線だけを合わせることにします。

縫い線を写すときにはおそるおそるで、線がガタつきしたが、今回は、「一気に…」と心がけました。
そのかいあって、場所さえ決まればぴゃーっと描けました。

裾の縫いしろ線は、改めて描くか迷いましたが、紙の方眼線をそのまま利用することにします。

股下と股上の曲線を引きます。
定規のカーブの合う箇所を探りさぐりして、少しずつ描いてゆきます。

「なんか暗くて見づらくて線がよく分からん…」
光の方向が、手元からすると逆になっていました。
作業する自分の位置を反対側にしました。

前後股上の上端にはカーブがあります。
ここの縫いしろは、人間用なら本体のカーブを考慮しますが、紐通し部分でもあり、そのための余裕があった方がいいです。
あえて縫いしろをまっすぐにして、内側がややせまくなるようにします。

裾もカーブで終わっています。
こちらはあまりカーブがきつくないこともあり、縫いしろはまっすぐ引くことにします。

縫いしろ線を引き終えました。
上の方でも書きましたが、カッターマットと紙とでは方眼線に誤差があります。
紙の角で方眼を合わせても、反対側の角ではズレが出ていました。
作業前に気付いていたので、直線を引くときは常に描く場所付近で線を合わせ、事なきを得ました。
もしも気付かずに作業していたら、途中で線がずれて、後で「あれ?あれ?何か間違った?」「今度は何をやらかしたんだ…。」って、困惑しただろうと思いました。
いつも慎重に、どの作業もよくよく考えてから取り組むことで、そんな失敗をなるべく少なくしたいなぁと思っています。
型紙を縫いしろ線で切り抜きます。
直線は、刃を折りたてのカッターと、直尺で、一気に。

一気に。

「…っぷはーっ。(すう~っ)」
こういう時、私は息を止めてしまうので、さっさと終えないと、苦しくなります。
曲線は、ロータリーカッターを使います。

切り終えました。
光に向かって切ったら、自分の位置は作業台に対してナナメになりました。
画像に写っている眼鏡は、最近100円ショップで買った眼鏡型の拡大鏡です。
ちいさなものを作る時に、固定した拡大鏡の下で作業するより、眼鏡型の方が良さそうに思えるので、購入を検討しているのですが、倍率が何種類かあって、試しに買うには高額なため、なかなか進まずにいました。
100円ショップで老眼鏡を売っていることは知っていたので、期待して行ってみたら、拡大鏡もあり、しかも倍率が異なる数種類を置いてありました。
有難く買って、試しています。
まだ使い慣れないので、掛けたまま視線を動かして気持ち悪くなったりしていますが、便利でいいものだと思いました。
最後に、脇線の印を上下の縫いしろに切り込みで入れます。
これは布の方向を合わせる目印にもなります。

修正後の型紙が完成しました。
続きます
