テヤンの肌襦袢(はだじゅばん)を作りました。

肌襦袢とは、和服を着るときの下着です。

型紙も自分で作りました。
作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。
今回は、修正後の型紙を作る作業です。
前回はこちら
テヤンの肌襦袢1 その9

上の画像は、型紙修正のために試着するテヤンの様子です。
夜に撮影しました。
翌朝に続きをやろうと決めていたので、テヤンにはこのまま一夜を過ごしてもらいました。
寝るまでの間と、朝起きてから、雑事をしつつ何度もテヤンを見ているうちに、ふと「開襟シャツも、このままイケるんじゃないか」と思いました。

「イケる」とは、「自分で作れる」という意味です。
今テヤンに試着させている肌襦袢用の原型型紙を、ちょっと修正すれば、開襟シャツを作れそうな気がしたのです。
ずっと前のことですが、バービーのボーイフレンドのケンや、ジェニーフレンドのレイフ用に、アロハシャツを作ったことがあります。
そのときは、(人間の)紳士服のシャツの作り方を参考に、型紙を自作して仕立てました。
その経験から、なんとなく、「がんばればイケる」と思いました。
そこで、このあと肌襦袢の修正後の型紙を取るために使う、上前身頃~左後身頃はそのまま作業を続け、(型紙は、半身分を作り、それを左右反転させて使うので)不要になるもう半分(下前身頃~右前身頃)を開襟シャツの型紙作りに利用することにしました。
この後の画像からは、青いしつけ糸で印を付けた部分が写っています。
それは、同時進行で作業した、開襟シャツ用のものです。
脇の糸を抜きます。
次の画像で、手前側に写っている部分です。

修正した位置に合わせて、ヘラで線を引き直します。

脇の縫い止まりの位置に、印代わりに黄色い待ち針を打ちます。
線のとおりに折り、裾から裾まで縫います。
次の画像で、向こう側に写っている部分です。

背中の縫いしろを身頃に縫いとめます。

後身頃を背中心で縫い合わせていた糸を、切ります。

上の画像で、向こう側に写っているのが肌襦袢用の修正後の型紙用のパーツです。
手前の2枚は、開襟シャツの型紙用のパーツです。
型紙用のパーツに、アイロンを当てます。

開襟シャツ用のパーツも、ついでなので一緒に当てました。

修正後の形を、方眼紙に写します。
紙は、自分の服を作ったときの残りを保管しておいたものを使います。

こういうとき、「無駄がないわ~」と思ってちょっと嬉しくなります。
それと、そのつもりで取っておいたけど「いつか使える日があるんだろうか…」とドール服作りには全く時間を割けなくて失望していた日々を思い出して、当時の自分に「大丈夫!今できてるよ!」と声をかけてやりたくなったります。
ちなみに、「今できている」のは、朝の5分間程度のことが多いです。
出来ない日々もありますが、それでも再開して継続することで作業は前に進み、時には休日に何時間か費やして、何かしら完成させられています。
充実していて、楽しいです。
紙が大きすぎると扱いにくいので、必要な面積よりもひとまわり大きい程度に粗く切り取って使います。

続きます。
型紙づくりは我流ですが、縫い方はこの本の「男物肌じゅばん」「女物肌じゅばん」を参考にしています。
