テヤンの肌襦袢1 その9

テヤンの肌襦袢(はだじゅばん)を作りました。

肌襦袢とは、和服を着るときの下着です。

型紙も自分で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。

今回は、前回に続き型紙を修正する作業です。

前回はこちら
テヤンの肌襦袢1 その8

上前身頃~左後身頃の脇の線をヘラで引きます。
着た時に自分の身体の左側になる方、次の画像では下側の脇の部分です。
5mm内側に、脇の高さも5mm上に修正しました。

修正した線どおりに粗く縫います。

下前身頃~右後身頃も同様に印をつけて縫います。

後身頃の衿ぐりの線を修正します。
待ち針を抜きながら、ヘラで印を付けていきます。

線が重なっていますが、いちばん外側が修正後の線です。

脇は試着した際に左右対称でないと分かりづらいので両脇を同じように縫いましたが、型紙は半身で作るため、衿は左後身頃だけを修正します。
左右ともやってしまうと、どうしても左右で小さなズレが生じてしまい、統一するのが悩ましいです。それを避け、片側だけで済ませます。

縫いしろに、ハサミで切り込みを入れます。
細工ばさみがまだ見つからないので、裁ちばさみを使いました。
こんなちっちゃな切り込みなのに、大げさな感じの画像になりました。

縫いしろを表側に折って、縫います。

縫いしろを内側に折らない理由は、後で調整が必要なときに印を付けやすかったり縫い目をほどきやすいだろうと考えているからです。

試着します。

後ろの衿ぐりは、せま過ぎず、あき過ぎず、いい感じです。

真横からみた布の落ち方が、まっすぐで、いい感じです。

画像では分かりづらいですが、裾線が水平を保っています。
また、腕に隠れてしまいましたが、脇線が床(ドールスタンドの台やその下の作業台)に対して垂直です。

正面で、片腕は下げて、もう片方の腕は上げて後ろに回してみましたが、布がゆがんだりつれたりすることもなく、いい感じです。

これで型紙を作ることにします。
袖の長さは、3cmにしてみます。

続きます

型紙づくりは我流ですが、縫い方はこの本の「男物肌じゅばん」「女物肌じゅばん」を参考にしています。

(文化出版局 新きもの作り方全書)