テヤンの肌襦袢1 その8

テヤンの肌襦袢(はだじゅばん)を作りました。

肌襦袢とは、和服を着るときの下着です。

型紙は自分で作りました。

作業記録の画像があるので、記事にしてお伝えしています。
長いので、複数回に分けています。

前回はこちら
テヤンの肌襦袢1 その7

前端を印どおりに折ります。
ここは縫いしろを内側にします。

裾も同じく縫いしろを内側に折り込みます。

両前端と裾の縫いしろを押さえるために縫います。
サイズ確認をした後で糸を抜く可能性があるので、縫い目は粗く、一辺ごとに縫い終わらせます。
これもアイロンは当てません。

試着して、脇の位置取りや衿ぐりのラインを修正します。

めったに出さないドールスタンドですが、テヤンに安定した状態でしばらく立っていてもらいたいので、ここは使いましょう。

髪の毛は一つに束ねました。

前身頃の衿ぐりのラインを決めます。
印には待ち針を使います。

完成後に着せたとき、撮影ポーズの妨げにならないように、腕を動かして可動域を確保します。
脇は、着物のシルエットの邪魔にならないように、ぎりぎりまで減らします。

着物もいずれ作って、この肌襦袢の上から着せるつもりでいます。
肌襦袢が着くずれを防ぐ役割を担ってくれるといいなと考えています。

後ろ身頃の衿ぐりのラインを決めます。
男性の着物は衣紋を抜かないので、あまり下げず、ほどほどの高さにしておきます。

上前身頃の衿ぐりの線を、ヘラで引き直します。

余分な布を外に折り返して、粗く縫います。

下前身頃の衿ぐりも、同様に縫います。

続きます。

型紙づくりは我流ですが、縫い方はこの本の「男物肌じゅばん」「女物肌じゅばん」を参考にしています。

(文化出版局 新きもの作り方全書)