T-254 テヤン/Undertaker その6

このサイトによく登場するお人形を、私は「テヤン」と呼んでいますが、

商品名は、「T-254 テヤン/Undertaker(アンダーテイカー)」といいます。

テヤンは、株式会社グルーヴが販売しているファッションドール(着せ替え人形)です。
「今の気分」を表現するというコンセプトで、様々な装いで商品展開されています。
このお人形はそのうちの一つで、アニメ「黒執事 Book of Circus」とのコラボ商品です。

「Undertaker(アンダーテイカー)」は、黒執事に出てくるキャラクターです。
原作漫画では「葬儀屋」という字に「アンダーテイカー」と読み仮名が振られています。

このお人形を、私は新品未開封の状態で購入しました。
開封前後の画像が残っているので、新しく撮った画像を追加して、記事にしてお伝えしています。
記事は、以前別のブログに掲載していたものを再編集しています。
長くなるので、複数回に分けています。

前回はこちら
T-254 テヤン/Undertaker その5

「T-254 テヤン/Undertaker」は葬儀屋の特徴を再現したお人形です。
前回と前々回の記事で、黒執事のいち原作ファンの視点で気付いた点を添えてお話しました。

ひとつ、書き忘れていたことがありました。
葬儀屋の三つ編みについてです。

葬儀屋は、豊かな長い銀髪の持ち主です。
そして、向かって左側の耳の後あたりから、細く長い三つ編みが下がっています。

この画像は、単行本「黒執事 14巻」の表紙です。

テヤンにも、開封時から同じような場所に三つ編みがありました。
原作ほどには細くなく、また、編まれた部分は結構短かかったです。

今思えば残念なことに、デフォルトの三つ編みの画像は残っていません。
いろいろ撮影したつもりでいたのですが、撮り忘れたようです。

テヤンを箱から出してしばらく経ったある日、テヤンの足元に何かが落ちているのに気づきました。

始めは何だか分かりませんでした。

テヤンを眺めまわして、三つ編みを結んでいた糸だと気づきました。

髪色になじんで目立たないグレーの糸が使われていたことに、気遣いを感じました。

急に糸が抜け落ちる訳はないので、遊んでいるうちに少しずつゆるんだのだろうと思いました。
その日に編み直しました。
少し原作の葬儀屋に近づけたくて、きっちりと編んでみました。
しかし、毛質がかたく弾力があり、毛先の長さが不揃いなため、あまり長くはできませんでした。

元の糸で結びたかったのですが、作業するには長さが充分ではなく、固く結ぶのが難しいと諦めました。
このときは、手持ちのなかから、ミシン用の白いゴムで留めました。
ゴムが繊維でカバーされているので、髪と固着しづらいだろうと考えたからです。

その後数年経ってから、固着はしていませんでしたが人間用のポリウレタン製のヘアゴムに交換し、今に至ります。

「T-254 テヤン/Undertaker」を、黒執事のいち原作ファンとして、とても楽しんでいますが、お人形としてのテヤンも気に入っています。

テヤンには、他の多くの着せ替え人形と同様に、ドールスタンドも付属していました。

上の画像は、箱に入っていた説明書です。
この記事を書いていて、開封直後のドールスタンド画像がないと気づき、あわてて撮影したのが、次の画像です。

私はもともと、お人形がドールスタンドに立っている姿をあまり好まないので、撮影を失念していたようです。
好まない理由は、スタンドに立たせた途端にただの造形物感が増し、普段親しんでいる「お人形」に比べて隔たりを覚えるからです。
お人形が自立したり、自分の意思でポーズを取っているような錯覚を楽しみたいと思っています。

テヤンのスタンドの台座は、意匠をこらした、雰囲気のあるものです。

外箱のデザインとともに、なんとなく「テヤンはこういう存在」という主張が伝わってくるようです。

ドールスタンドを使ってテヤンを撮影した画像が残っていました。
開封から1年と少し経った頃のものです。

後ろにカッターマットを立てて、下から見上げた角度で撮っています。
撮影の仕方、特に角度や背景を模索して、いろいろ試したときの1枚です。

この時から5年近くが経ちましたが、いまだに撮影は試行の連続です。
お人形の撮影方法の本など買って読んではいるのですが、なにもコツをつかめず、さっぱり上達しません。
それでも、どうにかマシだと思う画像を選んで、こうして自分のHPに載せています。

見ていただいて、ありがとうございます。

続きます。

「黒執事 Book of Circus」は、原作漫画の「サーカス編」がアニメ化されたものです。
コミックスでは5巻の最後の方に予告の様なエピソードがあり、お話は8巻まで続きます。
葬儀屋は、6巻と8巻に登場します。

また、同じ物語が「ミュージカル黒執事 NOAH’S ARK CIRCUS」として舞台化されました。

次回はこちら
T-254 テヤン/Undertaker その7