籐細工 透かし模様の浅い小皿

籐で「透かし模様の浅い小皿」を作りました。

完成後4年経ってから撮影した画像です。
中央部と外側では色が違いますが、もとは同じ色でした。
中央部に物を載せていたので、経年による変色のスピードに、差が出たようです。

上の画像は、このブログを書くにあたり、撮り直したものです。

下が、完成直後に記念に撮影した画像です。

照明が異なるので明るさも色味も違いますが、変色前です。

「透かし模様の浅い小皿」完成直後に撮影した画像です。
夜間撮影で照明も暗かったため、独特の雰囲気になってしまいました。

作り方は、デアゴスティーニ・ジャパン「隔週刊 籐でつくる小物とバッグ」の創刊号(第1号)に従いました。

材料もついています。

材料の箱には、「かんたんプロジェクト」用と、「じっくりプロジェクト」用の籐が一緒に入っています。

今回の「透かし模様の浅い小皿」は、「かんたんプロジェクト」です。
使うのは、丸芯の直径2mmというものです。
2m×7本と2m×4本を使います。
籐はバンドでまとめられており、籐の太さや、バンドが黒か透明かで、区別するようになっています。

バンドを切ってばらした籐を、お水に浸けて、柔らかくします。

籐が柔らかくなったら、取り出して軽く水分を拭き、伸ばします。
決められたサイズにカットして、印をつけます。

まだ籐がゆるやかにカーブしているので、押さえながらの作業です。

たて芯の端に、ペンで着色して色分けをします。

このテキストで知るまで、籐に色別の印をつけるなんて、考えたことがありませんでした。
最終的には切り落とす部分を染めるだけなので、作品には影響がないのですが、何か飛び道具的な気がして、「え、いいの?」と思いました。
でも、実際にやってみると、同じ色・太さ・長さの籐を、同時に何本も使って編んでいくうえで、どの籐をどこに持っていくのががよくわかり、ほぼ初心者の私にはありがたい方法でした。

テキストをよく見ながら、編んでゆきます。

このシリーズには、公式サイトがあります。
https://deagostini.jp/tou/

そこに創刊号の訂正が載っていました。
忘れないうちに、自分のテキストに書き込んでおきます。

底の部分は「井げた組み」で組みます。
「根締め」をして「根締め返し」が終わったら、
「2本縄編み」をします。

少し編んでみては、手を止めて。
何度も写真と見比べ、間違っていないか確かめながら、編んでゆきます。

公式サイトには、サポート動画もあります。
作業の手元の動きが分かりやすくて、とても助かります。

2本編みを3周しました。
なんとか、それっぽく出来ています。

ここから、さらに2本縄編みで「透かし編み」をして、
最後は「うろこ止め」で始末します。

マイペースでゆっくり、ゆっくりやって、
籐の感触も楽しみながら、完成させました。

同じ編み方で、
「地巻きワイヤー」を使って、
テヤンサイズのミニチュアも作ってみました。